見られてます!態度も姿勢も
2020/11/22
あんまり愚痴っぽくならないように、気を付けて書いていきますが(笑)・・・
ずいぶん前から悩まされている事項なのです。
犬と外を歩くとき、リード(引綱)は必須ですよね。
法律で決まっている・・・・のですが、
いやもう、愛犬のことを思えば、自分以外の人のことを思えば、法律云々言う前に必須、です。
うちの子は大丈夫だから
こんな飼い主さん、たまにいらっしゃいません?
愛犬が
- 離れることはないから
- ゆっくり歩くコだから
- リードをすると歩かないから
- ほかの犬や人が大好きだから(自分の犬は危害を加えない)
という理由で、リードをつけないで(ノーリード)でお散歩している風景・・・
もうこちらからしたらひやひやします。
職業柄、怖い話をたくさん聞いているからです。
- 突然大きな音がして、それに驚き道路へ飛び出てしまい車に轢かれた
- 犬が苦手な人が恐怖のあまり犬を蹴り飛ばした
- 大型犬に近づいていき襲われた
こういったことは、愛犬家のマナー向上の啓蒙活動としてよく話をします。
専門家だからこそやってしまう?
もっと悩ましいのは・・・これを「犬の専門家」が行っているケースです。
しっかりとトレーニングしていることの「証」として、ノーリードでもすぐ横をついて歩く犬の姿を見てもらう・・・
っていう意図なのかもしれません。
そこじゃなくてよくないかい?って正直思ったり・・・
前述しましたが、世の中には犬が苦手な方もいらっしゃいます。
苦手な方にとっては、小型犬でも脅威なのです。
その犬が攻撃的ではないってことは、一目見ただけではわかりません。
同じく愛犬と散歩している方、自身の愛犬が犬が苦手なのに、向こうから容赦なく犬が近づいてきたら・・・
リードをつけずに歩いている姿を見て、他の人はどう思うでしょう?
確かに、素晴らしい!って感動する方もいるかもしれないですよね。
だけど、そうではない方もいると思います。
自分に、自分の犬に近づいてほしくない!って感じる方もいらっしゃいますよね。
それが、お客様だったら??
謎の主張
そんな専門家の方々に言い分を聞いてみると、
「イギリスでは電車でも街中でもノーリードで犬と歩いている・・・」みたいなことを言われます。(このパターン結構多い)
日本もイギリスくらいの犬文化レベルを目指したいっていう意気込み、は、伝わってきます。
が、日本と諸外国とは文化や歴史背景がぜんっ全違うのよね~・・・
そもそもここは日本だし、
諸国の皆様はノーリードにしても大丈夫なトレーニングしてるからだし、
そもそもトレーニングするのは、外国は「訴訟の国」で、何かのトラブルで(訴えられて)自身が被害を被ることがないようにする「防衛術」でもありますからね。
高レベル高文化を目指していくことは、素晴らしいことです。でもそれを「自分の犬をノーリードで歩かせる」ことで表現する??ってどうなんでしょうか??
その表現方法だと、副作用のほうが大きくないですかね??
リードつけていても、つけていないように見えるくらいに歩く姿、のほうがスマートだと思うんだけどなぁ・・・
驚きすぎて処理できないエピソード
実際に視察?!に行った犬の保育園(犬のデイケア施設)で驚きの光景を目にしたのですが・・・
お預かりしている犬たちをお散歩に連れて行ったとき、
河川敷でおもむろに犬たちのリードを外して・・・
ボール遊びを始めました。
それはそれは驚いてしまって、どこからどう突っ込めばいいのかわからず混乱するくらいでした・・・
心整えて「お客様の犬ですよね?」と聞いたのですが、「あ、大丈夫ですこの子は」という回答。
そして、河川敷の向こうのほうで打ちっぱなしゴルフ練習をしている方たちを指さし、
「あの人たちと(私たち)仲が悪いんです・・・」って、そりゃそうでしょうねぇ。
打ちっぱなししているすぐそばまで犬がノーリードできたら、たまったもんじゃないですよねぇ・・・
その方はご自身の犬もノーリードで歩かせていました。
お預かりした大切な犬
100歩も1000歩も100000歩も譲って、ご自身の犬ならまだしも、
お客様からお預かりした大切なわんちゃんを、そういう取り扱いするってどうでしょう??
その様子を見たほかの方は、その人に任せようって思うかしら???
安全面からしたら、どうなんでしょう???
相手への思いやりを忘れないで
これは飼い主さんにも常々啓蒙しているのですが、
自分の犬、自分自身は「大丈夫」でも、相手の犬、相手はどうなんだろう?ということを
常に考えてほしいなぁ、相手を思いやる気持ちをもってほしいなぁと感じています。
犬の専門家なら、そういったことをお客様にお伝えする立場のはず。
自身がそれを実行できていないのであれば、説得力かけますよね。