技術提供までに要する時間=料金

      2020/11/18

要した時間

ドラゴンクエストシリーズの作曲家 すぎやまこういちさんの有名なエピソード

「序曲」のメロディに関しては出来上がるまでに5分かからなかったかな。
(中略)それでよく著作権に関して「たった5分で出来た曲にしては、ずいぶん稼げていいね。」と言われるのですが、これは5分ではないのです。
ドラゴンクエストの「序曲」を作ったとき、僕は54歳の時です。ですから、「序曲」が出来上がるまでには「5分+54年」と考えてください。つまり、僕の54年間の人生が無ければ、あの「序曲」は出来なかったわけです。

料金設定をするときに、何を基準にすればいいか悩むこともあります。
競合他社の金額設定に寄せてみる、それより少し安くしてみる・・・など
根拠がありそうでないような設定の仕方をされてるかもしれません。

料金設定の根拠

商品の場合は原価が算出できるので、それに利益分を載せるという計算になるのですが
サービス提供の場合は自分の時給を出してみるのもいいかと思います。
商品開発にかかった時間、技術を取得するのにかかった時間も加味して。

お友達価格には限度を

最初は「お試し価格」で知人友人に商品やサービスを試してもらうこともあるでしょう。
もしくは、期間限定でのサービス価格を打ち出し、リピーター獲得の作戦を始めるケースもありますよね。
ただそれをいつまでも続けている方を時折見かけます。
サービス価格で来てくれるお客様は、通常価格になったときには来なくなる率が意外と高いです。
サービス内容の価値がうまく伝わっていないのです。

サービス価格を打つときには、その数や期間を決めて
リピーターになる(通常価格でもお客様になってくれる)策を講じて臨みましょう。
例えば

  • 使用後(利用後)アンケートに答えてもらう
  • SNS掲載を条件にする

など、お得な価格で恩恵をもらえる分、ひと手間かけてもらうなど。
アンケートは簡潔ですぐ答えられるような形式がいいというセオリーがあったりしますが、この場合は多少設問が多くても
フリーワードで答える設問があってもいいと思います。
SNS掲載はお客様に広告塔になっていただく、くらいの気位で。

サービス価格でご利用いただいたお客様でも、これを機にファンになってもらえるように
誠心誠意のサービスを提供することは言うまでもありません。

 お問い合わせはこちら

 - コラム, センス, ビジネス