富裕層をターゲットにするって?
2020/04/04
ペット関連のビジネスに参入したいという企業の方や
ペット向けの商品を販売したいという企業の方とお話(コンサル?)したことが何度かあるのですが、
結構な割合で「富裕層向けに」売りたいっていう話があるんですよねぇ。
「高くなりますが、いいものを使っているし、富裕層なら買うと思うんですよねぇ」
富裕層ねぇ・・・
確かに「犬と生活する」にはお金がかかるからある程度の余裕がないと、ですし
自分より愛犬にいいものを買ってあげるお客様が多いのも事実。
ターゲットを決めること自体はいいのですが、中には「富裕層なら多少高くても買ってくれる」っていう、割とシンプルな考えが垣間見えたり。
確かにそうかもしれないですけどねぇ・・・
単価高めの設定
いい素材を使ったもの、いい立地のお店・・・
確かに単価は高くなります。だけどー
お客様は、富裕層に限らず
本当にいいものかどうか、
本当に愛犬のためになるものか
ものすごく吟味したうえで、「よい」と思ったら購入、利用してくれます。
お客様も目が肥えていますから
いろんなサービスや商品を比較しているし、「いい素材」を使ったものはもうたくさん出ていますしね。
なので、「なんでも買ってくれるわけではないですねー。いいもの、愛犬に必要なものってお客様が判断したら買ってくれますよ」ってお話をしています。
・・・これってペット業界に限らずの原理原則なのでは??
やっぱり「ペット市場が潤っている」「ペット市場の規模が大きい」っていう幻想?を信じて来るのでしょうか?
ちょっと調べれば、からくりがわかるのになー。
ペットのお客様だって、他の市場のお客様と同じ。
市場の原理原則はどれも同じですよね。