犬の専門家である前に「社会人」ですか?
2020/12/03
「犬の専門家」は、犬とだけではなくて飼い主さん=お客様ともかかわりがあります。
(中には犬とだけ向き合う仕事内容もありますが)
お客様は、犬の業界以外の方、です。
そしてお客様は時に「人」ではなくて「企業」であるケースも出てきます。
壁の高い対応のワケ
時々企業から依頼をいただき、話を伺いに行くことがあります。
そのときにだいたい感じるのですが、「担当の方の心の壁が厚い/高い」ということです。
何かを一緒にしたくてお話をしているのに、なぜか感じる心の距離・・・
でもそれは、お話をしているうちに解けてきます。
そして言われるのが「ペット業界の人って、常識がない」という痛烈な一言です。
(このお話をしてくださるということは、信頼してくださった証拠、という風にとらえているのですが)
業界人に苦労している
担当の方は、これまでもペット業界の方と仕事をしたことがあるケースがほとんどです。
そこでいろいろな苦い経験をされているようです。
例えば
- 時間にルーズ
- NG事項が多い
- 事前に打ち合わせしたことと違う
- 主張ばかりしてきてこちらの要求を呑んでくれない
こんなところが多いでしょうか・・・
時間を守らない(終了時間も含めて)とか、事前に決めたことと違う、のような
お互いの約束事=契約を守らないというのは
「犬の仕事」以前に社会人としてもう失格ですよね。
そしてお互いがいい結果になるように、協力をして興すのがコラボなのに
一方的な主張ばかりで歩み寄りがない、なんて・・・
「・・・どこまで王様なんだか。」とぼそっとぼやいた方もいらっしゃいました(笑)
自分で自分の仕事を無くしている
驚くことにこういった話、結構聞いてます・・・
しまいにゃぁ(笑)担当の方の苦労話や愚痴を聞くことになるのですが(笑)
そこまで被害が大きいことに驚きます。
結局、ペット関連の仕事を依頼したいのに、
そういう面倒や苦労があるから依頼しない、できないという現状も少なからずあるようです。
ほかにどこに頼めばいいかわからないので、仕方なく同じ人(同じところ)に頼んでいたけれど・・・
と、こちらに問い合わせをしてくれたことも多々あります。
犬の専門家として、
- 相手の要求をどうやって実現していけばいいか
- 無理であればどう形を変えていけばいいか
- 折衷案はないか
など提案して実行するのも仕事のうちだと思います。
一方的に、こちらのやりたいことを主張するだけではお仕事はくれないです。
時間を守らないとか打ち合わせの内容と違うなんていうのはもう論外ですが。
企業は犬の専門家以外の方とも日々やりとりをしています。
そこで異質な存在と思われているのは、ちょっと残念なことです。