人間にも犬にも社会生活が必要
2020/10/22
社会生活を送る
社会生活とは
という意味でつかわれることが多いですが、もっと広くとらえると社会生活を送るとは
ということでしょうか。
人間はコミュニケーションが必要な生き物です。自分以外の何かと交流する生き物です。
接する相手はヒトではないことも
コミュニケーションする相手は人間でなく、動物の場合もあります。もしくは植物だったり、TVやパソコン、スマホ画面の向こうの<何か>だったりもします。
「交流」なので、自分の意思が相手に伝わり、相手の意思が理解できると感じれば成立します。
例えば犬と会話(交流)している場合、意思疎通ができている、と本人が感じていれば成立するのです。
逆に言うと、うまく交流できていないと感じると心身に支障をきたします。とにかく、人は何かと「交流」できていないと心身に支障をきたします。
犬の社会生活
ちょっと話が逸れるのですが・・・
「ほかのワンちゃんが苦手」な犬っていますよね。それはご存じの通り、他の犬との社会生活の経験が無い、または不足しているから、ですよね。
犬もコミュニケーションが必要な動物です。人間と暮らしている場合、コミュニケーションの相手は犬ではなく人間になることも多いです。
本来、他の犬から学ぶことを学べない環境にいる犬には、人間がしっかり伝えていく必要がありますよね、その一つが「しつけ」です。
(それがうまくいかないケースが多いので、私たちの出番があるのですが)
一方通行ではなく、交流が大切
コミュニケーションは「双方交流」であって、どちらか一方だと成立しません。
交流が足りていない人=社会生活が不足ぎみの人は
- 執拗に会話をしてくる(なかなか話が終わらない)
- 見ている世界がすごく狭くなる(近隣の人の言動が異常に気になる)
- 依存が強くなる
というようなことが見受けられます。
このコロナ禍で、そんな環境になってしまった方もたくさんいらっしゃいます。
(もしかしたら私たちもそんな状況に陥っているかもしれませんが)
犬の仕事をしている私たちとの接点は「犬」ですが、犬のことはもちろん、そのほかのお話も(時間に余裕があれば)聞いてあげるようにすると
お客様の心がだいぶ満たされるかもしれません。(ただし依存されないように注意)
繰り返し述べていますが「聞く」スキルは偉大です。
うまく「聞く」ことができると相手は「この人は私のことをわかってくれる」と心の距離をぐぐっと縮めてくれることが多いです。
社会生活を楽しむ
私たち自身も社会生活を送っているわけですが、どうせ送るなら楽しく過ごせたほうがいいですよね。
社会生活を送るなら、楽しい仕事のほうがいい!
人、犬との交流が多い「犬の仕事」を楽しむためのマインドづくりのコツなど伝えていけたらなぁと思っています。